未知の脆弱性を狙ったサイバーテロ攻撃「ゼロデイ攻撃」を題材にしたNetflixオリジナルドラマ。
監督はホームランドのレスリー・リンカ・グラッターで主演はロバートデニーロ、ブレイキングバットなどにも出演していたマット・デイモン激似のジェシープレモンスもとても良かった。物語は隠居の元大統領マレン(ロバートデニーロ)が自伝を書いているところから始まり、サイバーテロが発生し大量の死者や被害が出る。そこでマレンが自ら「ゼロデイ対策委員」を立ち上げ指揮することになります。このゼロデイ攻撃は果たしてロシアや他の国のハッカー達によるものなのか陰謀か…といった物語です。
『ホームランド』を何度も観ているので展開などかなり熱いものがあった。「ゼロデイ対策委員」の特別対策室はホームランドでいうところのCIAの作戦室を彷彿させ「おー」と思いました。1話の導入など元大統領の英雄展開から社会問題を含めさまざまな伏線やサスペンス性はレスリー・リンカ・グラッターの作風とも言えるでしょう。各話のラストもお手本のような落とし込み方で次のエピソードへ手が伸びます。6話構成でストーリー展開が早く、一部登場人物の背景がよくわからない点やゼロデイと言いつつサイバーテロ感は薄く「あれ?ゼロデイは?」と、良くも悪くも社会問題全部盛りになっています。神経ガスのくだりはなるほどそっちの展開かとワクワクしました。欲を言えばこのストーリーで2〜3シーズンくらい観たかったかな、闇を暴いていく過程をもっと掘り下げてキャラクターの背景をもっと観たかったです。それでもかなり楽しめる作品でした。ゼロデイに少し物足りなさを感じた人はホームランドを観ることをオススメします。
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スズキロク
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