【レビュー】ドラマ「海のはじまり」を観た感想-最終回の冒頭など

近年国内で最も再生されたドラマ『silent』のスタッフが再集結したこの『海のはじまり』。生方美久さん脚本の過去3作の中では、本作が一番好きだった。

この作品を薦めてくれたのは、うちの母親と祖母。母と祖母が「毎回号泣する」というので、そんなに?と思いながら観始めた。ちなみにTVerでも配信されているけど、なぜか4話だけは見られずFODで課金しろという、いわゆる“4話袋とじ”形式になっていた。

ここから先はストーリーのあらすじやネタバレを含むので、完全に先入観なしで観たい方はご注意を。

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最終回の冒頭について

いきなり最終回の話になるけど、あの冒頭。
よく言う「夢でもいいから…」という感情、そのままだった。悲しいのか、救いなのか、このシーンは本当に必要だったのか
、想像のままで良かったのか観ていてよくわからない感情になる。
ただ、その答えはやっぱり最初から観てみてほしい。

以下ざっくりと観進めた感想です。

ざっくりとしたあらすじ

主人公は夏(目黒蓮)と水希(古川琴音)。
大学時代に2人は付き合っていて、ある時子どもができる。しかし水希は中絶を決断し、2人は同意して一緒に病院へ。
しばらくして2人は別れ、そこから7年後——水希が亡くなったという連絡が入る。葬儀に向かうと、そこには水希の子ども「海」がいた。

「さて、その子どもは一体…?」

ここまでが第1話で語られる。第1話からすでにクライマックスのようで、この話だけで何度も見返した。ただ、「これ12話持つのか…?」とも思ったし、この後の展開がどうなるのか不安だった。安易に“突然パパになってドタバタコメディ”みたいにはならないでほしいと祈りながら観進めた。

感想(観ながら思ったこと)

7年前別れた女性の動画が何回か機種変してるはずのスマホに入っているのはいかがなものかなと思ったりしたが、まぁ良いとしよう。

ドラマの構成的には過去の回想と現在。子供が産まれて、自分が死ぬまでどこで、どのような生活していたのか、回を増すごとに希望に満ちたシーンだったり温かい気持ちになったりするんだけど、観ていて「あぁそうか、でもな」って気持ちになる。

どれだけ夏と海が色んなことを乗り越えようとしても家族が3人揃うことがないということ。海は水希が居ないということをどうやって受け入れるのか、血のつながりの話をしたら何にも叶わない気がしちゃうのがこのドラマめちゃくちゃ辛い話であった。水希も全く知らない空白の7年を残して死んだから。夏の立場にたったらやりきれないような、ちなみに夏には弥生(有村架純)という恋人がいるので彼女はどう受け入れるのかなど。(ちなみに彼女の職場のシーンは自分も仕事で何度も行ったことがあるパレスサイドビル、エレベーターホールが超特徴的)

空白の7年の間には水希と海を支えていた男性がいる。津野(池松壮亮)。全ての視聴者が彼に温かいエールを送ったでしょう。付き合ってはない微妙な関係。夏の知らない空白を知っていて、亡くなるまでそばにいて。それでも海も行っちゃうっていう。ものすごく悲しいな。

途中配信されたFODのスピンオフ「恋のはじまり」という水希と津野がどんな風に一緒にいたのかを描いた物語。見れば見るほど津野くんがいい奴すぎて、幸せになってもらいたいと思う。水希も「手くらいつなげるよ!」とか言いつつ繋がないので「お前!」と思った。あと水希の人の利用の仕方がある種鬼畜で、えぇ…と思ったが好意がある女性に対してだから答えられていたシーンかもしれない。手ぐらいって言ったじゃない。

しかしこれを観てから本編の7話は観れないな。電話がかかってきた時点で「わかる」あの嫌な予感の池松壮亮の演技が凄まじすぎて。これは自分も父親が死んだ時に母親から電話かかってきたんだけど出る前にわかったから電話怖い。とにかく津野の思いが全てがその演技に乗り移ってる、鳥肌たちます。

夏と弥生の恋愛も色々な障害があって別れたのだが、別れたらもう会わない、会えない。という感じではなかったのであの2人いつか一緒になりそうな感じがして少しん?となった。もし好きなまま別れなければならないのなら一生引きずる覚悟でいきましょう。

それぞれの人物描写がかなりしっかりしていてとても見応えがあるドラマだった。

ちなみに自分も使用しているCONTAX T2が夏くん効果ではないかもしれないけど美品なら30万近くまで跳ね上がってしまっている。T3はさらに40万近くに…。このスペシャルコラボMVもなかなか良かった↓

自分もCONTAXT T2やT3で撮った写真など旅行記とあわあせて掲載しているので良かったら見てみてくださいね。


スズキロク
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