原作はガブリエル・ガルシア=マルケスの世界的ベストセラー小説。小説版は読んでいませんが時系列や登場人物の多さなど苦戦をしている人が多い印象。
本作はマジックリアリズムと言われる、日常と日常にないものとが融合した表現で描かれた作品。全16話の予定で現在は前半の8話が配信中。
ストーリーはブレンディア家の100年の物語でブレンディア家の始祖のホセ・アルカディオがマコンドという町を開拓する。この舞台の「マコンド」という架空の町はコロンビア北部の実在の町・アラカタカをモデルにしていると言われている。
アルカディオは錬金術にはまり映像的にも現実と非現実が交差して面白い展開になる。町を開拓するあたりは「シュミレーションゲーム」的な面白さがあるのかなと思った。飴を売る、錬金術で薬を作る、不眠の伝染病で町の人が寝れなくなる、他文化が入ってくることで争いが起きる。
特にアルカディオをはじめとする、この錬金術の探究のシーンは印象的だった。鉄やアルミなどの金属を「金(GOLD)」変えるということで引きこもり始めるのだが、現実的に「金(GOLD)」を作ることはできないのだ。科学と魔術が合わさっているような、なんかやれそうな感じがするのがこのドラマの面白いところだと思う。写真機に「神(GOD)」が映るかもしれないと必死になるシーンも面白い。小説ではわかりづらいであろうホセ〇〇などの名前の継承も役者で判別しやすいのでよかった。
始祖が近親者との結婚のため「豚のしっぽ」の子の迷信など血に呪われた一族の百年の孤独ということが最終的にどんな感じの最期を迎えるのか、8話以降の展開が非常に楽しみです。
スズキロク
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