【Column】#015「僕らが生きていたこと」 – 白と水色のカーネーション

月曜日 27th, 4月 2015 / 01:16
【Column】#015「僕らが生きていたこと」 – 白と水色のカーネーション

4月も終わりに近づき、暖かい日々、
少しづつ日も長くなってきた。

ゴールデンウィーク間近で街はちょっと浮かれてるように見えた。

近所で週末や長い休みになるとよく見るカップル
女の子はパジャマ姿ではしゃぎ、男の子はコンビニの袋いっぱいの
お菓子やジュースを持って点滅する信号を急いで渡って
あのマンションに入っていった。

2人はすごく楽しそうだあの2人が恋人同士なら
「いつ」「どこで」「どんなきっかけで」恋人になったんだろう。

心にふと空いた穴をみつけ、誰かに心をゆだね、必要として近づき、寄り添い、
お互いの未来を愛し、結ばれる。真実の愛はよくわからないけど、
自分たちは特別だと思うことで救われる。

だからあの2人は夢中で追いかけまわってるような気がした

そういうのが僕にもあった。

手をつないで、スーパーマーケットに行き、
今日の夜ごはんと明日の朝ごはんを買った。

毎日が新しくて、不安なんて何も感じなくて。
溢れる未来がもったいなくて愛おしかった。
いつも冗談で「私より先に死なないでね」って言ってた。

本当に生きたいと思った。

彼女が1人、僕のいない世界を生きなければならないのなら、
本当に死にたくないと思った。どこかでお互いを失うことをいつも恐れてた。

そういうのが僕にもあった。

彼女は今、元気だろうか。
すべては君さえいれば、きっと笑い話にしてくれたかもしれない。
あの時はこんなこと思わなかったけど、本当に救われていたんだと思う。

急に寂しくなって、勝手に思い出してしまう。すごく自分勝手だな。

2人はやっぱりいつか死んでしまう
2人がいなくなった世界では
2人はそれを知らないでいるんだろうな
うれしい時もつらい時も知らない世界

それがサヨナラなんだよね


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