10月22日（木）から10月31日（土）までの期間で開催される第28回東京国際映画祭の作品のレビューや
イベントの雰囲気などをPodcastとこのページのテキスト版という形で特集していきます！
今回は六本木の会場の他に、今映画が一番熱い街「新宿」の劇場でも出展作品を鑑賞することができます。
これには街全体で楽しむという東京国際映画祭のコンセプトと新宿の街が魅力的な関係であるとラインナップ発表会で
コメントがありました。
今回も「白と水色のカーネーション」が特に注目しているのは「日本映画スプラッシュ」と言われる、
日本のインディペンデントムービーを扱った部門です。
インディペンデントムービーの魅力は観客と映画の距離感が近いことにあると思っています。
インディペンデントムービーならではの題材やキャラクターが映画の中で生きている様子、
生活の音までリアルに描かれています。劇場では作り手の意思がより伝わってくる感覚があり、
小さな点であったものが少しづつ輪を広げ大きな円になっていく様子が見てとれます。
当番組でも第26回東京国際映画祭で今泉力哉監督による映画「サッドティー」という映画に出会いました。
作り手の感性に一番違い映像、原点がインディペンデントムービーにはあると思います。
大作映画はもちろん、世界各国からたくさんの映画が出展されているので紹介していきたいと思います！
＜最終更新：2015年11月24日＞
「下衆の愛」【日本映画スプラッシュ】
主人公のテツオ（渋谷清彦）は映画祭での受賞経験が唯一の自慢のしがない自主映画監督。
監督とは名ばかりで女優を自宅に連れ込む自堕落な生活を続けている。
しかしある日、才能溢れる新人女優との出会いにより新たな希望が生まれ、新作映画の実現に奔走する。
そんなテツオの前に現実の壁が立ちふさがる。映画作りを巡る夢と挫折の物語。
Podcast #124（10月24日）にて作品紹介＆レビュー：
インディ作品の枠を超えた豪華なキャストと物語の疾走感が見事でした！
売れたいという女優の欲、どうにかしていいところに連れ込みたいという男たちの欲、
愛でもなんでもない関係、「下衆い」とはこのこと。
そんな風に身体を重ねる高揚感と虚無感が映像が描かれています。
劇中のそういったシチュエーションに羨ましさを覚えることでしょう
何かに夢中になることで得られるものと失うものそんな描写がとてもキレイでした。
実際に映画監督をされているかた、クリエイターや業界の方は
物語に共感するところが多いのではないでしょうか？
鑑賞後「下衆の愛」というタイトルがパズルのピースのように
自分の中で見事にハマりました。
公開はまだ先になりますが名前だけでも要チェックです！
WEB SITEの名作映画のポスターをオマージュしたキャスト紹介も面白い！
「下衆の愛」は、2016年4月2日からテアトル新宿にてレイトショー公開。
●映画『下衆の愛』公式サイト : https://www.gesunoai.com
Podcastでは曲紹介の後に紹介しています【5:00〜】
[audio:https://carnation.heteml.net/ukpd_124.mp3]
©Third Window Films
「知らない、ふたり」【日本映画スプラッシュ】
今泉力哉監督最新作、「サッドティー」に引き続き今泉監督の作品がスプラッシュ作品に選出。
韓国の5人組アイドルグループ「NU’EST（ニューイースト）」のメンバー、レンとミンヒョン、JRが出演することでも話題の本作。今泉監督の「好きって？」の問いかけに、今回のキャストが映像の中でどのように生きているのかに注目。
お互いの想いを知らない7人の男女の恋が交差する恋愛群像劇。
Podcast #125（11月1日）にて作品紹介＆レビュー：
今もどこかで誰かが恋愛をしています。
普遍的なものほど自分からは遠く、関心が薄くなりがちです。
「知らない、ふたり」は、今どこかで起こっている恋愛がコンパクトに
スクリーンに収まった作品だと思いました。
物語はおしゃれな靴屋さん、コンビニ、日本語学校など、
そこにいる人たちを中心に進んでいきます。
AはBに恋をしますでもBはCに恋をしています。
そんな「知らない、ふたり」の間柄が、無数の糸のように絡まり、お互いを引き付け合う。
その一つ一つがどんな形で解けていくのかが見所だと思います。
「サッドティー」同様に2回、3回と観たいと思う作品でした。
公開はまだ先ですが是非劇場で鑑賞することをお勧めいたします！
「知らない、ふたり」は、2016年に東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
【追記：2015年11月24日】
2016年1月9日（土）より新宿武蔵野館、シネ・リーブル梅田ほか全国順次ロードショーが決定いたしました！
●映画『知らない、ふたり』公式サイト : https://shiranai.jp
Podcastでは曲紹介の後に紹介しています【6:00〜】
[audio:https://carnation.heteml.net/ukpd_125.mp3]
©2015 NIKKATSU, So-net Entertainment, Ariola Japan
・ticket board（チケットボード）：https://portal.tickebo.jp/pc/
※チケットは10月10日（土）より「ticket board」にて販売開始（モバイルよりお申し込みください）
LINE STOREにて販売中！
●あなたに飼ってもらいたい系スタンプ「インターフォンラブリー」
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